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10:00~13:30 / 15:00~19:30第5日曜・祝日休診 ※土曜は17:00まで
【ガイドデントアワード受賞のお知らせ】 このたび当院は、インプラント10年保証制度を提供する「ガイドデント」より、 全国約3,500医院の中で上位50位以上、北海道では210医院中3位という評価をいただきました。 患者さまに安心してインプラント治療を受けていただけるよう、 日々の診療とアフターケアに真摯に取り組んできた結果を、このような形で評価いただけたことを嬉しく思います。 これからも「ここなら安心」と感じていただける医院を目指してまいりますのでよろしくお願いします。
「虫歯や歯周病を放置して、歯が抜け落ちた」「ケガで歯を破損した」このような理由から、失った歯を補修するための治療の選択肢に『インプラント治療』があります。歯を失った際の治療としては、ブリッジや入れ歯治療もありますが、選択される方が増えているインプラント治療の魅力について詳しく解説します。
インプラントとは、歯を失った部分のあごの骨(歯槽骨)に穴をあけ、人工の歯根(インプラント体)を埋め込みます。その後、インプラント体が歯槽骨にしっかりと固定されたら、その上にセラミック素材でつくる人工の歯(かぶせ物)を被せて失った歯を補う治療です。 インプラント体が安定しているので、硬いものもしっかりと噛むことができること、そして陶器製のセラミックでつくる人工の歯は、天然の歯のような白くて艶のある歯を再現できることから、「審美性」「咀嚼力」を両立できる治療なのです。
インプラントは3つのパーツから作られます。
アバットメントは、人工歯と歯根部をつなぐ支台部の役割をします。当院では、金属アレルギーを考慮して、インプラント体同様、チタンまたはチタン合成、ジルコニアなどの素材でアバットメントをご用意しております。
口を開いた時に見える歯冠(しかん)部分は、レジンやセラミックなどの素材でつくり、アバットメントの上に被せます。なお、当院は『セレック』を導入しておりますので、即日セラミックの人工歯をご用意することが可能です。
歯を失った場合、インプラントのほかに入れ歯とブリッジによる補綴(ほてつ)治療があります。これらの治療を選んだ場合と、治療をせずに放置してしまう場合の結果にどのような違いが出るかを解説します。
歯型に合わせて、人工の歯をきれいに並べて固定した入れ歯(義歯)
あごに1本でも歯が残っている場合は、バネと呼ばれる留め具を引っかけて入れ歯を固定します。1本もない場合は、歯茎に直接入れ歯を装着します。
失った歯の両脇の歯を支柱にして、橋(ブリッジ)のような形をした数本まとまった人工の歯(かぶせ物)を装着します。
支柱となる2本の歯は、健康な歯の場合でも削らなければならないことが、ブリッジのデメリットです。
△or〇ブリッジの素材によって、金属部分が見えて審美性に欠ける場合がある。
また、劣化すると金属が溶けだして歯茎が黒ずむことがある
△ブリッジをかけるために、支えとなる2本の歯を削らなければいけない。
また、長期間使用することで支えとなる歯に負荷がかかり、更に歯が削れてしまう。
再治療になると更に歯を削らなければいけない。
インプラントは、あごの骨が痩せているとインプラント体を埋入するスペースが十分に確保できないので、治療を断られることがあります。しかし、当院では、骨移植や骨誘導再生治療などをして骨の補強をすることが可能です。ぜひ一度ご相談ください。
歯が抜けてから時間が経つと、歯を支える役目を終えたと認識する歯の周囲骨は委縮してしまいます。そのような症状の場合、骨折したときにギブスで骨を固定するイメージで、骨が委縮した部分に、移植骨を貼り付けてピンで固定しインプラント治療土台を作るのです。このような治療を自家骨移植と言います。
骨誘導再生法とは、歯槽骨が不足している部分に、遮断膜というものを使い骨をつくるスペースを用意します。そして、その中に骨のもとになる骨の補填剤を注入して骨の再生を促し、インプラント治療ができるようあごの骨を補強する治療です。
骨の中央部分に、クサビのような形の特殊な医療器具を挿入して、骨を2分割に少しずつ広げていきます。その隙間にインプラント体を埋め込み、骨補填剤を注入して骨を再生させ丈夫な土台をつくる治療が、スプリットクレスト法です。
ソケットリフト法は、奥歯の上顎臼歯(うわあごきゅうし)部にインプラントを埋入するだけの十分な長さがない場合に行う治療です。口腔内から上あごを持ち上げて隙間をつくり、自家骨移植や骨誘導再生法などで骨を構造します。
サイナスリフト法は、上顎洞底部から歯槽骨の先までの骨の量が少ない場合に、頬側の歯茎を剥離し骨を取り除いた上で、上顎臼歯部を持ち上げることでインプラントを埋入するスペースをつくる治療です。
当院では、「歯科用CT」「コンピューター3Dシミュレーションソフト」や「笑気吸入鎮静装置」などインプラントの治療や検査に必要なさまざまな医療機器を完備しています。
当院では、患者様やご家族の方が十分に症状や治療について理解すること、また、医療従事者も患者様やご家族の思い、理解度などを把握する『インフォームドコンセント』を大切にしています。 治療にあたっては、専任のカウンセラーが患者様の悩みや症状などを丁寧にお伺いし、診断結果のもと歯科医師が立案する治療をわかりやすくご説明いたします。また、患者様からいただくご質問に対しても、丁寧に対応させていただきます。
歯科治療において最も重要なこと、それは予防治療です。インプラントの場合は、大敵である歯周病にかからないようにメンテナンスを継続することが、耐久性を高めるポイントといえるでしょう。インプラントを永続的に使いつづけていただけるように、患者様の口腔内の状況に合わせた適切な予防プログラムと頻度で、丁寧にサポートさせていただきます。
一般的にインプラントは、10年~15年以上維持できるといわれています。なお、40年以上あるインプラントの歴史の中で、適切なメンテナンスを継続していたことで、40年前の初期に治療をしたインプラントが、現在でも使用できているという症例はたくさんあります。
厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」が実施した、10~15 年のインプラント累積生存率調査結果は次のとおりです。
部分および全部欠損症例の場合
上あごの場合:90%下あごの場合:94%
抜歯即時埋入や骨移植を伴った埋入の場合
87%~92%
※参照:厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のための Q&A
丁寧な歯磨き
歯ブラシの先は広がっていませんか?歯ブラシで歯を磨いた後に、糸ようじや歯間ブラシは使っていますか?多くの方は、虫歯の予防や口臭予防として食事をした後や、寝る前に歯を磨くと思います。ただし、その方法が必ずしも正しくできているかはわかりません。当院では、このような正しい歯磨きの指導を行っておりますので、この機会にぜひ正しいブラッシンング方法を確認してみませんか?
掃除をする時にほうきの先が広がっていると、うまくゴミが拾えないという経験ありませんか?歯ブラシも同様に、毛先が広がっていたり、力を入れすぎて先が曲がった状態だと食べかすを上手く除去することができません。そのため、定期的に新しい歯ブラシに交換することも忘れずに行ってください。 また、歯を磨いたあとは丁寧にブラシを洗い、通気性のいいところで乾燥させてください。湿っていると細菌が増殖してしまうので、衛生的によくありません。
歯ブラシで歯を磨いたあとは、糸ようじと歯間ブラシを使って歯と歯の隙間に溜まった汚れを取り除きましょう。
仕上げには、殺菌効果のあるマウスウォッシュで、口腔内を清潔にすることを欠かさず行ってください。
定期検診
3ヵ月に一度の定期検診では、虫歯や歯周病の有無、歯石の状態、噛み合わせなどの確認をします。歯周病になりやすい方、磨き残しが多い方などは1.2ヵ月に一度の検診をお願いするなど、口腔内の状況によって患者様ごとに適切な通院頻度をご提案させていただきます。詳しくは担当の歯科医師までご確認ください。
歯垢や歯石の除去
歯垢や歯石が残っていると、虫歯や歯周病が発生しやすいです。当院では、トレーニングを受けた歯科衛生士が、痛みがないかなどお声がけをしながら丁寧にクリーニングを行います。
インプラントの治療期間は、半年から1年です。ただし、歯周病の有無や再生医療が必要な状態など、患者様の口腔内の状況によっても異なります。また上あご、下あごによっても治療期間は変わりますので、より詳しい期間を知りたい方は、担当の歯科医師にご確認ください。
インプラントの治療の流れは、次のとおりです。
1ご予約
カウンセリングや治療のご予約は、電話またはWEBよりお願いします。 ■お電話の方 011-821-5677までおかけください。 【診療時間】 9:00~12:30 / 14:00~18:30 水・土 9:00~12:30 / 14:00~16:00 ※休診…日曜・祝日・年末年始・お盆 ■WEBの方 24時間受付可能です。こちらよりご予約ください。
2初回ご来院時
ご来院時には、保険証をご持参ください。初診の方には、問診表のご記入をお願いしております。普段服用しているお薬があれば、お薬手帳もご持参ください。
3カウンセリング
患者様専任のデンタルコーディネーターが、症状や健康状態などを丁寧にカウンセリングさせていただきます。完全個室のカウンセリングルームですので、他の患者様のお声や目線を気にせず、くつろぎながらお話いただけます。 緊張して上手く話せない、話が苦手で上手く伝えられないという方も、ご安心ください。当院のデンタルコーディネーターは、特別なトレーニングを受けていますので、患者様の緊張をほぐしたり、お話をしやすい雰囲気にすることを得意としております。
4検査・診断
歯科医師の指示のもと、あごの厚みや、健康状態などインプラントができる状態か、口腔内の検査を行います。普段服用しているお薬や持病があれば、歯科医師またはデンタルコーディネーターにお伝えください。 レントゲンなどの資料を使いながら、診断結果を丁寧にご説明させていただきます。できるだけわかりやすい説明を心がけておりますが、ご不明な点があれば遠慮なくお申し付けください。 なおインプラントは、外科手術が伴う治療です。ご家族へのご相談や、ご自宅でゆっくり考えるなど納得のいくまでご検討ください。
5術前検査
安全に手術を行うために、CTなどを使ってより詳しい検査を行います。なお、歯周病治療や骨移植など治療が必要な場合は、インプラント埋入手術前に行います。
6手術の事前説明
治療の流れや手術における注意事項などを、詳しくご説明いたします。できるだけわかりやすい説明を心がけておりますが、ご不明な点があれば遠慮なくお声がけください。
7インプラント埋入手術
あごに穴をあけて、インプラント体を埋め込みます。できるだけ痛みの少ない治療を心がけ、丁寧に麻酔処置をした上で埋入手術を行います。
8検査・消毒
手術の翌日、歯槽骨の適切な位置にインプラント体が埋入できているか確認します。同時に消毒も行います。
9抜糸
手術後1週間~10日後程度で、抜糸を行います。
10経過観察
上層部の装着までの間は、状況に応じて検診と消毒を行います。詳しい通院の頻度は、担当の歯科医師にご確認ください。
11上層部の装着
インプラント体は埋入手術の3ヵ月から6ヵ月後に、安定します。固定が確認できたら、アバットメントと仮の人工歯を装着します。
12検診
上層部の装着後2ヶ月〜4ヶ月後程度で、再びご来院いただき、正しく装着できているかを確認します。
13上部構造の作製
人工歯の型をとり、かぶせ物の作製をします。なお、当院では、セラミック素材の人工歯を作る「セレック」という医療機器を導入しております。セレックで人工歯を作製する場合は、型取りは不要です。
14上部構造の装着
人工歯を装着したらインプラントの治療は終了です。 ■セレックの場合 作製当日に人工歯が出来上がります。※上部構造はセレックでも当日装着はできません。 ■歯科技工所に依頼をした場合 上部構造の作製から、おおよそ1週間で人工歯が出来上がります。
15メンテナンス
インプラントは、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯科医師の指示のもと、定期検診や歯のクリーニングを受診してください。
412,500円(税込)〜544,500円(税込)/本
※インプラントの検診は自費になります。
※インプラントは、保険が適用されず自費診療となります。
主な疾患と、インプラント手術との関係性について解説します。持病があるからとインプラント手術を諦めないでください。当院では、医学的根拠に基づいて適切な処置を行い、患者様のご希望を実現いたします。
糖尿病の患者様の治療で考慮する点は、主に以下の2点です。
糖尿病の方は、創口が治りにくく、治療をしたところが感染しやすいですが、処方する抗生物質を服用いただき、十分に感染対策をとれば問題なくインプラント手術ができます。
血糖降下剤の服用または、インスリン注射をされている場合は、術後十分な食事を取る前に薬を服用したりインスリン注射を打つと、血糖値が下がりすぎてしまいます。このような理由から、インプラント手術当日は、これらのタイミングに注意をしなければいけません。当院では、必要に応じて患者様の内科主治医と連携を取り、患者様が安全に治療を受けられるような工程で治療を行います。インプラント手術を受けたいけれど、糖尿病が不安でなかなか踏み切れない方は、ぜひ当院までご相談ください。
糖尿病の基準値
一般的に、インプラントは以下の基準となる値を参考に治療が行われます。
術前のコントロール基準値
高血圧症は、最高血圧140mmHg以上・最低血圧90mmHg以上と定義されていますが、この範囲にある高血圧症の方が、事前に適切な処置を行わずに手術を受けると、緊張や不安で更に血圧が上昇することが考えられます。 当院では、高血圧症の方にもリラックスした状態で手術を受けていただけるよう、静脈内鎮静法を用いて治療を行います。高血圧症が不安でインプラント手術を先延ばししている方がいらっしゃれば、ぜひ一度当院までご相談ください。
血液をサラサラにするための薬を服用している場合、以前は1週間以上服用を中止しなければ手術ができないと言われていました。しかし最近では、止血操作を適切に行えば、問題なくインプラント手術ができることがわかっています。「心臓病で薬を服用しているから、手術中に血が止まりにくいのでは」とご不安な方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
虫歯やケガで歯を失った場合、インプラントと入れ歯がよく比較されますが、脳梗塞で手に麻痺がある方には、インプラント治療が適切です。 その理由として、入れ歯を取り外したときに落としてしまうと破損をする恐れがあります。また、入れ歯は毎日丁寧に専用のブラシを使ってメンテナンスをしなければいけませんが、手に麻痺がある場合はメンテナンスをすることが難しい、または十分にできないことが想定されます。 嚥下障害を起こしている場合には、入れ歯を間違って飲み込んでしまうことも考えられますので、脳梗塞で手に麻痺がある方には、インプラント治療を推奨しております。 なお血液をサラサラにするお薬を服用していて、血が止まらないことをご不安に感じている方もいらっしゃるかと思いますが、止血操作を適切に行うことで、安全に治療を受けていただくことができるので安心してください。
骨粗鬆症は、腕・腰などの骨密度および骨量が減少する疾患です。しかし、インプラントを埋めるあごの骨(歯槽骨)にはあまり影響がないという研究結果があります。 実際、骨粗鬆症の方がインプラント手術を受けられなかったという症例はほとんどありませんが、まずはインプラント手術ができる状態か、患者様の症状を精密検査で確認させてください。
肝臓病の方は、術後に服用が必要な抗生剤の影響で、肝機能が低下する場合があるので、腎排泄性の抗生剤を処方しております。