乳歯の虫歯
こんにちは!
白石区東札幌イオン2階、デリック歯科、歯科衛生士のこばやしです!!
乳歯の虫歯についてお話します😊
むし歯が一本もない子どもが増えている一方で、たくさんのむし歯がある子どもをみかけることも少なくありません。
今でも「乳歯は抜けてしまうのだから」との考えで、乳歯のむし歯は治療しなくてもかまわない、ほったらかしでも良いとおっしゃる保護者の方がいます。それは大きな間違いです。
乳歯のむし歯をそのままにしておくと、お口の中がむし歯菌に侵されてしまいます。永久歯がはえきる前に出たての永久歯がむし歯になってしまったり、あるいは乳歯の間がむし歯になることで後ろの歯が倒れてきてすき間が減少し、その結果、永久歯が出てくる頃にはすき間が少なくなったために、ガタガタな歯並びになってしまうこともあります。
当たり前のことですが、乳歯のむし歯も大きくなると永久歯と同じように激痛が起こります。むし歯が大きくなり、神経も侵されてそれ以上に悪くなると神経が死んでしまい、今度は乳歯の根の先に膿をつくってしまいます。それを放置すると、その下にある永久歯の表面がボソボソになる場合があります。
以上のことが起こらないように、食後や寝る前の歯磨きを徹底しましょう!
さらに保護者による仕上げ磨きが大切になります。
むし歯の原因であるミュータンス菌は人から人へと感染します。子どもをむし歯にさせないためには、むし歯菌へ感染させないことが大切です。
むし歯菌に感染しやすいとされる時期は「1歳7カ月から2歳7カ月」です。これは奥歯が生え、すべての乳歯が生えそろう時期です。
この時期に気を付けたいことの一つ目は保護者ご自身のお口のチェックをすることです。むし歯があるとむし歯菌も多くなるため、子どもに感染するリスクが高くなります。
二つ目は、子どもと同じスプーンや箸を共有しないことです。スプーンや箸などからむし歯菌の感染を防ぐことが大切です。
最後は、砂糖の入ったおやつを控えることです。砂糖はむし歯菌の栄養となるため、むし歯菌が増殖するリスクが高くなります。ほかにもブラッシングや、フッ素などもむし歯予防には効果的です。
歯は治しても決して元の状態には戻りません。また、乳歯は永久歯に比べてむし歯の進行がはやいため、大きなむし歯になると永久歯の生育に影響が出てしまうこともあります。むし歯にならないよう予防することがとっても重要になります!
心配なことがあれば歯科医院に相談してみましょう🤗
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