親知らずの抜歯
こんにちは!最近めっきり寒くなってきて、半袖ではもう外歩けなくなりました。台風も近づいてるので、天気も良くないので、暖かい格好をして体調に気をつけて下さい。
今回は親知らずの抜歯です。 上と下、それと左右にありますので、全部ある人は4本ある事になります。この抜歯は生え方にもより、非常に難しい場合と簡単な場合に分かれます。
まず簡単な場合は、上の親知らず、下の親知らず両方共に、隣の歯と同じく真っ直ぐ生えている時です。この場合は鉗子(ペンチのようなもの)や、歯を脱臼するヘーベルで押すと、直ぐに抜ける場合が多いです。
非常に難しい場合は、知っている人も多いと思いますが、下の親知らずが横に生えている時です。 この時は、歯が下の骨に覆われている事が多く、歯に器具がかかりません。なので、歯茎を切ったり、骨を削ったりして、器具が歯にかかる状態にします。
また下の顎には太い神経が走っていて、埋まっている親知らずの根っこの先が神経と触っている時があります。無理に抜いてしまうと唇が痺れたり等の症状が出てしまうこともあり、慎重に見極めないといけません。
また、多くの患者さんに「腫れますか?」と聞かれます。これは抜いてみないとわからない事なので、腫れる場合もあるとしか答えられませんが、上の抜歯はほとんど腫れません。 ただ、下の親知らずの抜歯は、先程書いた通り、歯茎、骨を削るので生体の防御反応(細菌の侵入を防ぐ機能、骨や歯茎を治す機能)が起こりやすく、腫れる場合が多いです。
親知らずと言っても、生え方により、難易度がありますので、まだ抜いてない人は歯医者さんに是非聞いてみて下さい!
投稿者: