コロナと歯周病
こんにちは。デリック歯科の歯科医師の安達です。 最近雨も落ち着き天気も晴れてきて嬉しいです!コロナは札幌は落ち着いていますが、東京は第二波?が来てるのか多いので気をつけたいですね。Go Toキャンペーンも始まりますので北海道でまたコロナ流行んないことを願っています。
今回はコロナと歯周病の関係について最近発表されたことがありますのでお伝え出来ればと思います。 歯周病が重症化すると心疾患などの重篤な病気と関連があることは前から言われています。重症化すると出血時などに歯周病の菌が血管の中に入り菌血症という病気になります。血管の中は本来は無菌状態なのですが菌血症になると菌が血管の中で増え、感染を起こし敗血症という状態になり、心臓など重要な器官にダメージを与えることがあります。
鶴見大学歯学部の花田教授の見解によると、歯周病が重症化している状態で菌血症になり、新型コロナウイルスに感染するとサイトカインストーム(免疫暴走)の危険性が増えるという。という発表がありました。
非常に難しくまだ研究がほとんど進んでいない状況ですが、歯周病が重症の人はコロナに感染すると重篤化しやすいということだと思います。
コロナは免疫が出来ても数ヶ月でなくなります。いま出来ることの対策として、普段からよく歯を磨くこと、フロス、歯間ブラシを使うこと、数ヶ月に1回は歯科医院に行き歯石、自分では取りきれない汚れを取ることが歯周病の重症化予防になります。また市販のものではリステリンなどうがい薬も歯周病に非常に効果的ですのでお使いください。
早くコロナが落ち着き、また以前の暮らしに戻れるといいですね!これを機に歯、歯周病への関心が少しでも高くなることを願っています。
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