メリークリスマス!

デリック歯科、歯科医師の大野です。

皆様、楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか?

我が家のクリスマスは、チキンを焼いたり、ケーキを食べたり、お腹いっぱいの幸せな時間を過ごすことができました。

この1年は、新型コロナウイルスのことで例年にない経験をたくさんしました。

でも、こうやって家族も友人も職場の仲間達もみんな変わらず元気で1年を終えられそうでホッとした気持ちになっているのと同時に、より一層気を付けて過ごしたいなとも思っています。

さて、今日は、歯を白くする方法についてお話しようと思います。

『歯の着色の原因は、内部からの原因と外側からの原因があります』

① 加齢による歯の黄ばみ

歳をとると歯が白色から黄色に変色していきます。

これは、歯の表面を覆っているエナメル質が加齢に伴って摩耗し薄くなることで、内側の象牙質がより透けてみえやすくなるためです。

② 外部からの着色

コーヒーやお茶などに含まれる色素が歯の表面に沈着することで着色を引き起こします。

「ステインによる着色」と呼ばれるものがこれにあたります。

ステイン着色の原因になりやすいものは、コーヒー、お茶、赤ワイン、チョコレート、ココア、タバコなどがよく知られていますが、バナナや大豆製品などもステインの原因になりやすい物質が含まれています。

また、歯垢が歯に付着することでも、着色を引き起こします。

歯垢は淡い黄色をしており、黄ばみを目立たせますが、歯ブラシで容易に除去できることができるので、着色の中でも比較的早く原因除去をすることができます。

③ カリエスによる色の変化

初期のカリエスでは、歯の表面が脱灰(歯の主成分であるカルシウムとリン酸が歯から溶け出すこと)することによって起きるホワイトスポットという現象がみられます。

ホワイトスポットが進行すると、さらにカリエスが進行し歯は黒色に変色します。

『着いてしまった色をおとす方法』

自宅でできるケアとして、ホワイトニングに特化した歯磨きペーストを使用する方法がありますが、なかなか細かい部分まできれいに着色を落とすことは困難です。

歯の汚れや歯垢などを本格的に除去するには、歯科医院で専門スタッフである歯科衛生士にクリーニングしてもらうのが一番です。

クリーニングには、歯石取りと表面研磨が含まれます。

表面研磨はブラシやゴム製のチップやカップを使用し、歯の表面に残っている細菌と汚れを取り除きます。

また、保険外ですが、「エアフロー」という、細かなパウダー状にした炭酸水素ナトリウム(重曹)やグリシン(アミノ酸の一種)を強力なジェット水流で歯に吹き付けて汚れを落とす器具を使う方法もあります。

歯の表面についた細菌の塊である「バイオフィルム」や「タバコのヤニ」、「茶渋」といった着色などを水圧とパウダーの力ですみずみまで落とすことができます。

さらに、表面のクリーニングだけではなく歯の内部の色を明るくするには、「ホワイトニング」があります。

① オフィスホワイトニング

クリニックにて歯科医師もしくは歯科衛生士が施術する方法で、すぐに効果が現れます。

手順としては、ホワイトニングジェルが歯肉につかないように保護して歯の表面にホワイトニングジェルを塗布します。 その後、光を照射しジェルを塗布することを繰り返し、歯の表面を磨いて色の確認をする方法です。 1回の施術では若干色が戻ることがありますので、1週間後にもう一度行うことをおすすめしています。

② ホームホワイトニング

専用マウスピースとホワイトニングジェルを用いて、クリニックに通院することなく、ご自宅でホワイトニングができる方法です。

専用マウスピースは来院していただいてお口の型取りをし、患者さんの歯列にあった専用のマウスピースを作成します。

即効性はありませんが、1日約2時間お好きな時間に、ご自身のペースで2~数週間継続して使用していただきます。

③ デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で、より高いホワイトニング効果を期待できます。

デリック歯科でもホワイトニングをされる患者さんが多くいらっしゃいます。

ご興味があるかたは、ぜひお気軽にご相談くださいね。

綺麗な口元はとても清潔感があり、若々しくみえることと思います。

白い歯でより美しい笑顔で、素敵な1年にしてほしいなと思っています。

最後になりましたが、この1年間もありがとうございました。

皆様にとって、2021年が良い年でありますようにお祈りしています。

来年もデリック歯科をどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者: デリック歯科