こんにちは!

札幌市白石区東札幌、東札幌イオン2階のデリック歯科の藤川です。

 

すっかり寒くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしですか??

 

今日は智歯周囲炎についてお話ししたいと思います。

智歯周囲炎とは、親知らずの周囲に起こる炎症のことです。

(智歯⇒親知らず 周囲炎⇒周りが炎症を起こしている状態)

親知らずがまっすぐに生えずに斜めに生えてきてしまうと、親知らずの前の歯との間にすき間ができてしまい、汚れが溜まりやすくなってしまいます。

それによって、歯の周りに細菌が増えて炎症が起きてしまいます。

 

親知らずは顎の一番奥に位置しているため、生えてくるスペースが足りずまっすぐキレイに生えてくることの方が珍しいです。

最後まで生えきらずに、途中までしか生えてきていない状態だと、親知らずの上に歯肉が被ったままになり、

痛みが出てきてしまったり、清掃不良で歯肉が炎症を起こしやすいです。

 

智歯周囲炎を放置してしまうと、炎症が広範囲に広がって重症化する場合があります。

「頬部蜂窩織炎(きょうぶほうかしきえん)」にまで発展すると、

頸部の膨張によって呼吸困難に陥るなどの重篤な症状を引き起こす場合もあります。

 

体調が悪い時や免疫力が低下している時は、智歯周囲炎が進行しやすいです。

また、高血圧症や糖尿病などの全身疾患、薬の服用が影響している場合もあります。

 

智歯周囲炎の一番の予防策は、親知らずを抜歯をすることですが、細菌や汚れが溜まらないようにすることも予防につながります。

 

親知らず周辺に汚れが溜まりやすいのは、親知らずの生え方だけでなく、歯ブラシが届きにくいこと、磨きにくいことにも理由があります。

そのため、ブラッシング方法を見直し、親知らず付近だけでなく、口の中全体のケアをしっかり行うことが大切です。

親知らずの周りを磨くときは、先が小さくて細いワンタフトブラシを使うと汚れを取り除きやすいです!

 

汚れの磨き残しだけではなく、ストレスや疲れ、睡眠不足、免疫力の低下なども発症に関係しています。

日頃から充分な睡眠時間を確保し、栄養バランスを考慮した食事をとるなど、免疫力を高める生活習慣を心がけることも大切です。

親知らずは、智歯周囲炎をはじめ、さまざまなトラブルの原因となります。

トラブルが起きる前に、自分の親知らずの状態について、歯科医院で相談しておくと安心です。

 

定期検診を受けていると、親知らずやむし歯、歯周病など重症化する前に発見できるので、みなさんもぜひ定期検診の受診をおすすめします!

デリック歯科でお待ちしています!!

投稿者: デリック歯科