こんにちは!デリック歯科の安達です。後、1ヶ月で2016年も終わりますねー。

今回は根の治療が終わった後にする治療、主に土台についての説明します。

基本的に根の治療が終わった後は、根まで器具(リーマー)を届かせために、歯の上の部分を削ります。なので、被せものをするためには、削った部分を何かで補う(土台)必要があります。

まず、補う材料としては金属と樹脂に分けられます。現在は歯を大きく削ってしまう金属よりも、必要最低限の切削量で土台を建てられる樹脂の方を、使おうと業界では推進されています。

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ただ金属は治療後の歯が、歯茎よりも下にある時に使われます。樹脂は水に弱いため、歯茎よりも下にあると、歯茎は常に湿潤しているため、樹脂が上手く固まってくれません。なので、そういう場合は金属が主に使われます。

主に樹脂が使われている理由は、切削量が少ない事と、材料と歯の硬さがあります。先程述べた通り、切削量は樹脂の材料が少なくて済みます。

硬さについては、金属が歯よりも何倍も硬いため、大きな力が加わった時に、金属は折れずに歯が折れてしまいます。樹脂に関して言いますと、歯と同等の硬さ、もしくは歯よりも硬さが低いので、大きな力が加わったとしても、歯ではなく樹脂が折れてくれて、もう一度土台を立て直す事が出来ます。

もし、治療を受ける方がいましたら、以上のことにも注目してみて下さい。

 

投稿者: デリック歯科