食い縛り・噛み締めについて🦷
こんにちは!
東札幌イオン2階、デリック歯科の松居です😋
🦷今回は、噛み締め 食いしばりについて少しお話しさせていただきたいと思います。
◆噛み締め 食いしばりというと思いっきり歯を食いしばるように思いますが、軽く歯を接触させているだけで歯には相当力が加わっています。これをTCHといいます。TCH(Tooth Contact Habit =上下の歯を接触させている癖)
ストレスが増し精神が緊張したとき、人は歯を上下の歯を接触させます。これは96%以上の人がやっていることだそうでごく普通のことです。ただその時間が長かったり、歯を接触させる力が強いと色々な障害が出てきます。ストレスというとおおげさですが、例えばお料理をしているときには、熱いもので火傷しないように包丁で手を切らないように注意します。道を歩くときでも、人にぶつからないように緊張します。つまり日常生活はストレスに満ちているといえます。知覚過敏などはっきりした症状として現れるのは、引越しや仕事が変わったとか新しい上司にかわったとか、いまあるストレスにさらにストレスが加わったときなど。。
歯を接触させることによって、思考や運動の能力を上げることができます。つまりストレスに耐えるように、能力を上げるために食いしばりTCHを起こしていると考えられます。このことが逆に噛み締めをしないようにするのに困難な要因になっています。ところで歯科治療によって起こることもあり、1本の歯に金属冠を被せるために削合しただけで起こったケースもあるのです!
食い縛り・噛み締め、これが進むと歯の亀裂や破折そして額関節痛が起こります。
◆治療法・注意すること
ほとんどのケースで患者様にTCHの自覚はありません。上記のようなはっきりした症状があるにもかかわらず「私は絶対にそんなことはやっていない」といわれることもあります。無意識でやっていることを止めるのは非常に難しいことです。
まず自分で噛み締めを気付くようにします。そしてそれを1日10分でも良いので止めるように努力します。
仕事などに夢中になっているとき、ふと気がつくとしっかり噛みしめていたり、舌を上顎に吸いつけていたりするのに気がつくと思います。そんなとき、肩を上下させ、首から上の力を思い切り抜いて、頬の力を抜き、歯をかみ合わせないようにすると良いです。
日中はなんとかできているとして、問題は夜眠っているときのことですよね。
眠っているときのことなど、コントロールできないと思っている人が多いと思います。しかし、「明日の朝4時に起きなければいけない」と思って寝ると、不思議とその時間に目が覚めるという経験をしたことはありませんか??眠っている間も、体内時計と「起きなければいけない」という意識が共同作業をして、正確にその時間に目が覚めるというかなりむずかしいことを私たちはできるのです。ましてや、上下の歯を合わせないようにリラックスして眠るなどという作業は「その気」になりさえすれば意外と簡単にできるものなのだそうです!
成功の秘訣はあなたがどれだけ「その気」になるかにかかっているのです✨
【マウスピースの使用について】
マウスピース(ナイトガード)は当院でも作ることができます!
【ナイトガードのメリット】
1、寝ているときに歯ぎしり・食いしばりをしているかどうかを確認できる。
2.歯ぎしり・食いしばりによって歯が削れることを防止できる
3.歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができる
4.歯医者での噛み合わせの調整を、正しく行うことができる
【ナイトガードのデメリット】
1.コストがかかる
2.使い始めは違和感があり、アゴの痛みや口の渇きなどが生じる場合がある
3.正しく使わないと歪んだり、ばい菌が繁殖したりする
4.定期的な歯医者でのメンテナンスが必要耐用年数に個人差がある
5.歯ぎしり・食いしばりがある人にとってはメリットの方が大きい
ストレスや緊張で食いしばりも強くなったりしますので、出来るだけストレスなく生活をしたいものですね✨頭痛や肩こりなどでお悩みの方がいらっしゃいましたらもしかしたら歯の🦷食いしばりが原因かもしれません。
また顎の痛みなどご相談がございましたら、当院スタッフまでお気軽にお声掛け下さい✨
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