血が止まりにくいお薬を飲んでいる患者さんのリスク
こんにちは!オータムフェスタももうすぐで終わってしまいますね。僕はお祭りとかは眺めて、雰囲気を楽しむのが好きです。
前回まで抜歯関係の話をしていましたが、今回はそれに関係して、血が止まりにくいお薬(抗凝固薬)を飲んでいる人へのお願いとリスクについて話します。
抗凝固薬を飲んでいる方は、今までに血管の病気をされた方が殆どだと思います。生活習慣病などにより、血管が細くなり、血が血管に詰まってしまうのを防ぐ事を目的にお薬を飲みます。
歯科に関係することは、主に抜歯など手術をする時、血が出てしまう処置をすることが挙げられます。当たり前ですが、出血したら止めないといけません。普通は圧迫止血を10分程したら、止まるのですが、抗凝固薬を飲んでいる方は、中々止まりにくいです。
お薬にも様々な種類があります。ワーファリンなど昔からあるものは、効き目が弱く、出血しても適切な処置をすれば殆ど止まります。ただ、最近効き目が強いお薬があり、エリキュースなどが挙げられます。このお薬は非常に血が止まりにくく、適切な処置をしても、しばらく出血が見られます。
患者さんの安全のために、他の医科でお薬を飲んでいる患者さんはお薬手帳を持って、必ず歯医者さんに持って来るようにお願いします。
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