歯周病の検査など
2月11日と17日に大阪でpdスタイルという診療姿勢に関するセミナーがあり、神戸に来ています。姿勢が悪いと腰痛などになりますので、これからの歯科医師人生で健康に過ごせるために勉強したいと思います。
前回、野村先生が歯周病について説明してくれたので、今回はその検査の仕方について話します。
話変わって、今回は歯周病の検査についてです。
歯周病の検査としては、歯と歯茎が正常に付着しているか、歯茎の色、出血、歯の動きなどを診ます。
歯医者さんに行ったことがある人は分かると思いますが、歯茎を細い棒の様なものでチクチクされたことがありませんか?これはプローブと呼ばれる器具で、歯と歯茎の間が何ミリあるか測っています。
3ミリ以下は正常の範囲以内、4ミリ以上は歯周病の疑いがある状態だと言われています。深くなるほど歯周病の重症の可能性が高くなります。これは歯周病になると歯と歯茎の間の繊維が破壊されてしまうからです。破壊するものの主な原因としては細菌です。細菌の塊はプラークと呼ばれ、歯の溝や歯茎の間など歯ブラシが届きにくいところに多く溜まります。長年除去されないで放置されていると、細菌が毒素を出し続けて周りの組織が破壊され、歯周病がどんどん進行していきます。
歯茎は炎症があると、赤く腫れていて、軽く触るだけでも出血してきます。患者さん自身が歯周病か1番判断しやすいのは、歯磨き時の出血ではないでしょうか?初期の歯周病では出血が目立ちますので、歯磨き時に出血がある人は注意してくださいね。
歯周病には程度があり、初期の歯周病は歯肉炎と呼ばれ、繊維、骨などの破壊はありません。しかし細菌などの毒素などにより、血管が拡張していますので赤く腫れています。
他にも、歯の動きがどれだけあるか、汚れが歯にどれぐらい付着しているかなどあります。
歯周病は歯が抜けてしまう原因の1位です。奥まで入ってしまった汚れは自分自身で取ることは非常に困難です。その汚れは歯医者さんで取ってもらい、日常の歯磨きを大切にして、歯周病を予防しましょう!
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