こんにちは。歯科医師の安達です。 先週から大通りでオータムフェスタが始まっていますね。北海道内の美味しいお店などが多く出店されていますので、是非みなさん行ってみてください!

今回はよく患者さんから、歯の隙間をどうやってお掃除したらいいですか?と聞かれます。これについて書きたいと思います。

答えとしては糸ようじ(フロス)や歯間ブラシを使用するように、と勧めます。歯ブラシだけでは歯の隙間の汚れは50から60%しか取れないと言われています。これに対し、歯間ブラシやフロスを使用すると80から90%汚れが取れるとされています。 個人差があるものですので、一概に言えないことですが磨かない場所、特に奥歯に関してはほとんどの人が歯の隙間の汚れが取れていないです。僕自身も毎日フロスをして汚れを取るようにしています。

フロスのタイプですが、売られているものでは自分で糸を切って使うタイプとプラスチックのホルダーに糸が巻きついているものが有ります。これは自分が使ってみて使いやすいもので大丈夫です。僕はホルダー型のものを使っています。

フロスや歯間ブラシを使うと出血してきて、使用を中止する人がいますが、それは良くありません。 歯周病のところでも書きましたが、歯茎は汚れが溜まり炎症を起こすと少しの刺激でも出血しやすい状態になります。これは初期の段階ですが、これが長期間続くと重症化し、骨まで溶かしていきます。特に歯の隙間は歯周病が進行しやすいでので、初期の歯周病の炎症状態の時に汚れを取り、進行させないことが大事になります。

ただ、力強くやると歯茎も下がってきますので、強くやり過ぎにはご注意下さい。

もし、自分に合った歯間ブラシやフロスが分からない時はお近くの歯医者さんにご相談ください!

投稿者: デリック歯科