こんにちは。歯科医師の安達です。        雪祭りが2月から開催されます。今年は雪が非常に少なく移動には良いですが、各地から雪を集めないと行けない状況です。どうなるんでしょうか?     またコロナウィルスも心配ですね。感染し、重症化すると高熱と倦怠感が出るらしいので心配な方はすぐに病院を受診してください。みなさんは体調にはくれぐれも気をつけて下さい!

今回は歯ブラシの交換時期と細菌についてお話ししたいと思います。

この文章を読まれている方は、歯をケアすることの大切さは認識していると思います。しかし 軽視されていると感じるのが、歯ブラシのケアです。歯の健康を守るために歯磨きをしていても、使った後の歯ブラシケアまでしっかり行っている人は少ないと感じます。なんと歯磨き後の歯ブラシには、約1000万個もの細菌が潜んでいると言われています。
もし大量の細菌が付着している歯ブラシで毎日歯磨きを続けていれば、当然口の中は綺麗な歯ブラシよりも細菌が除去出来ないということになります。もし、歯周病患者の人が細菌まみれの歯ブラシで歯磨きを続けると、口の中の歯周病菌が一気に増加して症状が悪化してしまうという悪循環に陥ってしまうますね。

歯ブラシを綺麗に保つには細菌を繁殖しないようにする必要があります。繁殖を防ぐには歯ブラシをよく洗ってすすいだ後で、ティッシュなどで拭いてしっかりと水気を切って乾燥させることが大事です。
歯ブラシの交換時期も重要です。歯ブラシを交換する目安はだいたい1ヶ月です。たとえ見た目が綺麗に見えても、大量の細菌の繁殖が予想されます。そもそも、毎日歯磨きをすることの目的は、口の中の細菌を減らすことです。細菌いっぱいのブラシで歯磨きをしていては細菌は除去出来ません。また、毛先が開いた歯ブラシで歯を磨いた場合、新品の歯ブラシよりも歯垢除去率が40%程度も低下するといわれています。歯の健康のためには、歯ブラシのケアも不可欠。歯ブラシは細菌まみれだという認識をしっかり持ちましょう!

皆さんのなかで、どういった歯ブラシを使っていいか分からない、どういう風に使うのか困っているという方がいましたら是非お近くの歯医者さんで相談してみて下さい!

投稿者: デリック歯科