TCH(上下歯列接触癖)について
こんにちは!デリック歯科の大野です。
北海道は清々しいとてもいい季節ですね。
我が家では、毎年この時期に積丹方面や増毛方面にドライブがてら海鮮丼を食べに行くのが恒例になっています。
今年は新型コロナウイルスのこともありお店で食べるのは自粛することにして、先週のお休みの日に余市までドライブし、お刺身を買い自宅で海鮮丼を作りました。
途中、小樽で見た綺麗な海に癒され、新鮮で美味しい北海道の味覚を満喫することができました。
少しずつ落ち着いてきているとはいうものの新型コロナウイルスの影響で長い間皆さん自粛され、いろいろなことを我慢されてストレスを抱えてらっしゃると思います。
歯科の分野では、ストレスが大きな原因といわれているTCH(上下歯列接触癖)が気づかないうちにさまざまな症状を引き起こしてしまうことがあります。
健康な方は、通常、上下の前歯の間に1~3㎜の隙間があり、上下の歯が接触しているのは、会話や食事の時など平均で1日20分以下だといわれています。
ストレスで緊張したり、パソコンやスマホの操作、細かな作業や家事に集中されることで、歯の接触する機会がふえてしまうことがTCHの原因として考えられています。
TCHにより常に上下の歯が接した状態が続くと、歯に圧力がかかり、歯を支える歯槽骨や歯周組織に過度な負荷がかかります。
その結果、歯に亀裂が入ったり、歯周病を進行させたり、知覚過敏を悪化させてしまったり、さらには、顎関節症や頭痛や肩こりといった全身症状をきたすこともあります。
TCHかもしれないと感じたら、まずは日常生活の中で上下の歯を離すことを意識して力を抜いてリラックスするようにしてみてください。
大変な時期ではありますが、ストレスを軽減する方法を見出しながら、歯の健康を意識して過ごしていただけたらと思います。
TCHに加えて、歯ぎしり、噛みしめによっても上記に書いた症状がおきることがありますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。
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