セラミック
こんばんは!デリック歯科 歯科医師の安達です。 お盆ということで里帰りしている人も多いと思います。全国的には真夏日が続いていますが、北海道は過ごしやすい日が続いていますね。ただお昼と夜の寒暖の差がありますので風邪など引かないよう気をつけてください。コロナもまだ全国で猛威を奮っています。お盆で帰られる人街中に行く人は十分に気をつけて下さい。
今回はセラミック治療について書いていきたいと思います。セラミックとは陶材のことです。焼き固めたものとも言われています。ガラスと陶材の材料は似ています。ガラスの材料でケイ素などが使われていますがガラスが透明な理由として、この元素の配列が不規則で隙間が大きく光が通ることと言われています。そのためガラスの強度は低いです。しかし陶材は焼いてこの元素の配列を密接にすることで強度を出しています。
ではなぜセラミック治療が歯に良いのか?その利点としては 1、審美性 2、切削量が少ない 3、2次う蝕(虫歯)がほとんどないなど様々あります。
審美性はやはり金属と比べると、大きな利点の一つと言えます。金属は歯の色とかけ離れていますので、笑ったりすると奥歯に金属が入っている事がすぐに分かります。セラミックは、天然の歯の色に限りなく近づける事が出来るので、入っている事がほとんど分かりません。
切削量が少ないというのは、近年歯とセラミックをくっつける接着剤が進歩し、全体を覆う形ではなくても部分的に入れるセラミック治療でも強固に歯に接着する事が出来るようになったので、金属よりも歯を削る量が少なくなりました。
次に虫歯についてです、。2次う蝕がほとんどないというのは、患者さんでも銀歯にすれば虫歯にならないと思っている人がいます。実際は元の歯よりもすごい虫歯になりやすいです。といのは、金属と接着剤は厳密にはくっ付いていないので、その隙間から細菌が入り汚れを放置していると、すぐに虫歯になります。また銀歯は汚れ(プラーク)を微弱な電気を発することにより引き寄せる性質があります。
それに比べセラミックは接着剤と化学的にもくっ付いているので細菌が隙間から入る事はほとんどありません。デリックではセレック1dayを取り入れていて、1日でセラミックの歯を入れる事が出来ます。デリック歯科でも元々銀歯が入っていたとしてもセラミックに切り替える人が増えています。
セラミックを1日で入れらるセレック1dayですが、1日で入れられることの利点として1、治療時間の短縮になる、2、仮蓋をしないので滲みる、外れるといった心配がない、3、その日からある程度(硬いもの以外)は噛めるようになる、などさまざまなものがあります。
以上のようにセラミックには様々な利点がありますが、欠点もあります。強い力には弱いので、入れ歯を支える歯、噛む力が強い人には入れられない可能性があります。
興味のある方は、気軽にスタッフに聞いて下さい!
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